|
|
白百合衆は、2006年3月に解散した「月刊ヘップバーン（黛まどか代表）」において、「ヘップバーン俳句賞」を受賞したメンバーにより組織されています。 俳句座☆シーズンズでは、会員指導及びマンスリー投句選者を務めます。 |
|
＜鈴蘭衆＞
「鈴蘭衆」は、「白百合衆」が年間の実績等を考慮して選ぶ、 「シーズンズ俳句賞」受賞者であり、白百合衆のサポート役として 句会指導等にあたっています。 |
菅野奈都子 博多の中洲大洋劇場が、老朽化のため３月に取り壊されることを知り、娘と足を運んだ。昭和の雰囲気の残る落ち着いた空間。老舗映画館で観る映画の楽しさ、素晴らしさと、 その78年間の歴史に胸がいっぱいになった。 |
劇場 まづ鋏鳴らしてガーデニングかな 神池の鯉の五色や風光る 名画座の赤きシートに春惜しむ つばくらめ通学班のまへうしろ 劇場の看板はづさるゝ朧 |
|
バックナンバー
[2024]
[2023]
[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017] [2016] [2015] [2014] [2013] [2012] [2011] [2010] [2009] [2008] [2007] [2006] |
松下美奈子 継母が「桃の節句」に亡くなり、もうすぐ四十九日を迎える。 父母、義父母、継母、弟と親しい人を次々に見送り、また新しい春。大切な人と一緒に桜を愛でることのできる尊さを、しみじみと感じる桜の夜。 |
ルージュ つばくらの後先に舞ふ野辺送り 煮蕨の舌にとろりと湯治宿 二ツ目の噺これから目借時 手押し車のちんまりと花の宴 ルージュ引きなほす桜の夜なりけり |
|
バックナンバー
[2024]
[2023]
[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017] [2016] [2015] [2014] [2013] [2012] [2011] [2010] [2009] [2008] [2007] [2006] |
高尾早弓 年度替りで持回りの町内会長になりました。 今まで会社と家の往復のみでしたが、引継ぎのなかで、地域の皆さんの協力のおかげで暮せていたことを改めて感じました。 |
髪煽る 湖に架かれる橋へつばくらめ 電話ボックス菜の花に囲まるる 分水嶺越え外房の草若葉 外房の明るさにあり春怒涛 ネモフィラの花海風の髪煽る |
|
バックナンバー
[2024]
[2023]
[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017] [2016] [2015] [2014] [2013] [2012] [2011] [2010] [2009] [2008] [2007] [2006] |
石井優美子 春大根と春キャベツの出汁炊きは一晩冷蔵庫へ。酢漬けの新玉葱と、酒蒸しした浅蜊に、ゆで卵と焼きのり巻き玄米のおむすび。 青き踏む季節。 |
弁当包 金平に胡麻粒ふつて夕永し 愛しさのガーデニングの土均す 蔵町の雨間まぶしと燕 夫と娘の弁当包囀りぬ 木の芽和山雨に籠るひと日あり |
|
バックナンバー
[2024]
[2023]
[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017] [2016] [2015] [2014] [2013] [2012] [2011] [2010] [2009] [2008] [2007] [2006] |
堤亜由美 最近近所に移転オープンしたお店は、どちらも地元では人気店。移転先が路地裏で、知らなければ気づかれない場所。SNS時代とは言え複雑。頑張ってほしいものだ。 |
若木 卒業の腕伸ばせる空真青 ガーデニング日差しいつしか若木へと 燕来る島に二人の一年生 うららかや店の主人の話好き 初花や古木は野の香こぼしつつ |
|
バックナンバー
[2024]
[2023]
[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017] [2016] [2015] [2014] [2013] [2012] [2011] [2010] [2009] [2008] [2007] [2006] |
降矢とも子 ラジオ出演の話をいただいた。ラジオ日本「SWEET!!」内の「女神の選択」コーナー。 何ごとも経験とばかりに、俳句の話や仕事の話を少々。 放送が楽しみで怖い。 |
春夕焼 友情の永遠と信じて卒業す ガーデニングそばかすの愛ほしき 誰ぞやの飛びきりといふ桜餅 つばくろや体育教師の着任す 春夕焼チ・ヨ・コ・レ・イ・トと歩を進め |
|
バックナンバー
[2024]
[2023]
[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017] [2016] [2015] [2014] [2013] [2012] [2011] [2010] [2009] [2008] [2007] [2006] |